オプトデバイスの市場と動向(2022年1月7日)

1.オプトデバイスの市場動向

 世界半導体出荷統計の示すオプトデバイス市場の推移を図1に示す。2019年にはLEDが家電用途に加えて、FPD用、照明用、車載用での需要が増加、前年比25.0%増の415億6,100万米ドルとなった。2020年は403億9,700万米ドルと高水準を維持したものの相対的には同2.8%減と前年割れとなった。2021年は各分野で需要が増加、半導体不足による各種システムの売上の伸び悩みはあったものの、前年比7.0%増の432億2,900万米ドルにまで拡大しているもの見込まれる。2022年も需要は堅調に推移することが期待できることから、前年比6.4%増の459億9,000万米ドルへの拡大が期待されている。
 LEDとLDのバランスは、2020年でLEDが73%、LDが22%と推定される。

2.LED:マイクロLED、ミニLEDの開発が進む

1)LEDの製品動向

 LEDは赤、青、緑の3原色を主に使用する。各色で使用する材料は違い、赤色(赤外線含む)では、GaAs、GaAsP、AlGaAs、GaP、InGaNなどがあり、GaAs系、GaP系が広く用いられている。緑色に関しては純色の発光が難しく、黄色/黄緑色で代替し、材料としてはGaP系を使用している。また、高輝度の青色ダイオードは1990年代後半からGaN、InGaN、AlGaNなどのGaN系化合物材料を使用し、量産、実用化が進んだ。より安価なZnOを利用した青色(および紫外光)LEDの量産化も研究・開発が行われたものの、実用化には至っていない。課題であった純緑色LEDについてもGaN系材料による量産化が進められているほか、ペロブスカイト硫化物による製品開発も進められている。
 LEDの応用として注目されているのが、マイクロLEDディスプレイ(以下、マイクロLED)で、